M&A月報 No.205「インラック首相失職とクーデター2014」 与党貢献党が目障りとし最も恐れてきた「司法クーデター」が再び起こった。 憲法裁判所はインラック政権下で行われた高級官僚の更迭人事を巡り、インラ ック首相が憲法に違反して不当に介入したと認定、即ち「親族の利益のために 人事に介入したと信じる理由がある」とし、首相は失職するとの判決を下した。
M&A月報 No.204「インラック首相騒動記」 インラック首相が神妙な面持ちで、且つ、大変地味な服装で汚職追放委員会(NACC)に出頭した。 これは懸案となっている米の問題で、首相の職務怠慢があったか否かに付いての審査を行うもので、 期限が3月末であったもので、ここで告発されると、即首相の座を失う事になるものである。
M&A月報 No.203「インラック首相、正念場」 3月2日、50日間にも及んだ、首都封鎖の一部が解除になった。 デモ隊の先頭に立ってきたステープ氏は、 “拠点の撤収は後退や敗北では無い。インラック首相が政治的役割を失った事を 内外に知らしめた事は大きな成果であった。
M&A月報 No.202「反政府デモ騒動記其ノ弐」 2月2日、総選挙は行なわれたが、20%の地域では、デモ隊に阻止され 投票が行なわれなかった。 地方でも投票率は50%を切り、バンコックでは20%程度に留まった。 しかし、バンコクの完全封鎖を宣言したデモ隊側も、参加者が2万人を切り、 その影響力が減少しつつある事も判明した。
M&A月報 No.201「反政府デモ騒動記」 毎年、タイでは何か大きな事件があるなと思っていたが、昨年は年末近くに成るまで何事も無く、 この月報にも、余り書くことが無いと感じていたら、昨今、TV、新聞で賑やかに報道されている デモ事件が発生した。
M&A月報 No.200「デモ真っ最中下の国王陛下誕生日」 12月5日は国王陛下の86歳のお誕生日、さすがのデモ隊も この日は休日とし、人々は祝賀に参列した。 国王は皇族方、軍隊、政治家等々より多くの祝辞をお受けになられたが、 今回この行事は初めてバンコクでは無く、ご静養中のホアヒンで行なわれた。
M&A月報 No.190「国家分断、政治対立ふたたび」 就任以来、兄タクシン氏の帰国問題については、口を硬く閉ざして来たインラック首相であるが、遂に兄の軍門に下ったのか、健康不安が流布されているのが事実で、兄の健康に配慮したのか、恩赦法案を下院に上程、それが賛成多数で成立してしまった。
M&A月報 No.189 恩赦法案で再び揺れるタイ王国 タイの著名な社会批評家が講演で、“タクシン元首相は、出そうで出ない苦しい便秘のよう。 いつかはその状況を抜け出せるが、タイを苦しめる困った存在だ“と語ったことが話題となっている。
M&A月報 No.188 外交に注力するインラック首相と俄かに騒がれ始めたタイ洪水事情 現野党の民主党党首でインテリのアピシット氏(元首相)が、支持者を前に講演した中で、何を血迷ったか、“もし愚かな女性のコンテストがあれば、現首相に勝てる者はいないであろう”と述べた。
M&A月報 No.187 国王陛下と王妃ご退院と恩赦法案で大荒れの国会開幕 お誕生日を間近に控え、乍ら、ご様子の報道が無い事を案じていた王妃様であるが、国王と同日に病院を退院され、ホアヒンのKLAI KANGWON宮殿に向かわられるお姿が新聞他で報道された。